O157感染で5歳の女児が亡くなる 保育所園児や家族も感染

京都府長岡市立滝ノ町保育所 ニュース

【資料写真】京都府長岡京市立滝ノ町保育所

腸管出血性大腸菌O157

保育園に通う5歳の女の子が、腸管出血性大腸菌O157に感染し、4月30日に死亡したと発表が京都府長岡市からありました。

この女の子は4月15日から下痢や嘔吐の症状を訴えて、18日に感染が確認されて滋賀県内の病院へ入院していましたがその後、症状が悪化したそうです。

同じ保育園で同時期に、亡くなった女の子とは別に4人の園児やその家族4人も感染が確認されたそうですが快方に向かっているそうです。

感染経路は現在の所わかっていません。
保育園で提供されている給食が原因かともいわれていましたが可能性は低いとの事です。

O157の特徴

大腸菌のほとんどは無害ですが、なかには下痢を起こすものがあり「病原性大腸菌」と呼ばれています。病原性大腸菌には4種あり、うち腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)はベロ毒素というものを出して、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。O157は、この腸管出血性大腸菌の代表的な細菌です。

O157は家畜などの糞便中にときどき見られ、糞便や糞便で汚染された水、食物を介して、人の口に入りO157感染症を起こします。

O157の感染力は非常に強く、100個程度のO157が身体の中に入っただけでも、病気を起こしてしまいます(多くの食中毒では、100万個以上の菌が身体の中に入らないと食中毒は起こりません)。

日本医師会のホームページより

予防について

基本的な「食中毒予防3原則」でもO157の予防に役立つそうです。

〇調理前に必ず手洗い(菌をつけない)
〇生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)
〇食材を中心までよく加熱(やっつける)

基本的なことですが確実に実行する必要がありますね。

タイトルとURLをコピーしました