貯水量がゼロになった愛知県新城市の宇連ダム(2019年5月19日午前6時50分、水資源機構提供)
例年にない早さで真夏の暑さになった東海地方で、水不足が深刻だ。
各地のダムの貯水量が減り、下流で給水制限が広がっている。気象庁によると6月も少雨が続く見通しで、農業や暮らしへの影響が心配だ。
5月27日、愛知県岡崎市・六ツ美地区の田んぼには水が張られていたものの、底にはひび割れが見え、稲の一部が枯れていた。約80ヘクタールで稲作をする農業法人代表の加藤健一さん(50)によると、4月下旬にコシヒカリを植えたが、水不足で一時干上がってしまったという。秋の収穫量は例年より1割弱ほど減りそうだといい、「農業を始めて約30年、田植えでこんなに苦労するのは初めて。これで空梅雨になったらどうなるのか、気が気じゃない」。
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