空き巣被害が増加している原因はSNSのリアルタイム投稿!リアルタイム投稿のリスク

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リアルタイム投稿のリスク

 SNSをきっかけに、犯罪被害にあう人が増えている。たとえばGWには、高須クリニックの高須克弥院長が、3千万円相当の金の延べ板を盗まれるなどの空き巣被害にあった。なぜSNSへの投稿で被害にあうのか。SNSの最新事情と犯罪被害に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんが、SNSが発端となって起きる空き巣と危険な投稿について解説する。

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 高須院長が空き巣被害にあったのは、GW中の5月4日深夜のこと。「警察の話しでは5月4日深夜の2時に三人組の男がバールで玄関の鍵を壊して侵入したらしい。ヘソクリ全部取られた」(※高須氏のツイートより)という。

 近年、SNSへの投稿を発端とした空き巣事件が増えている。たとえば、昨年秋に逮捕された愛知県の窃盗グループは、空き巣に入る標的をInstagramで抽出していた。高級ブランド品などの写真投稿をしているアカウントを探し、写真の背景や、投稿についている友人たちとのコメントのやりとりから自宅を特定、犯行に及んでいた。

 投稿で危険を呼び寄せることがあるといわれても、SNSとは何気ない日常のやりとりが楽しみでもある。空き巣に入られた高須院長も、その面白さや利便性を存分に満喫した結果、足下をすくわれてしまった。彼の投稿の何が問題だったのか。

 高須院長といえば、自ら「ツイ廃」というほどのTwitter好きであり、ツイート数が多いことで知られている。執筆現在のフォロワー数は47万人を超える。

 非公開設定になっていない、いわゆる鍵をかけない状態のTwitterといえば、ネットに繋がってさえすれば検索対象ともなり誰からでも見られる状態となっている。そもそも鍵がかかっていたとしても、フォロワー47万人超に向けて公開している時点で、その投稿はメディアに掲載されているようなものだ。

 そういう目で院長のTwitterを見ると、かなりリスクが高い投稿が並んでいることがわかる。

高須克弥院長も被害に SNS投稿がきっかけの空き巣が増加する背景 - ライブドアニュース
高須克弥院長を始め、SNSがきっかけで空き巣被害にあう人が増えている。高須氏は自宅と留守の期間をSNSなどで特定できたためと考えられる、と識者。対策はリアルタイムではなく事後に投稿する、留守の期間を投稿しないなど

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