太平洋プレートに近い地域が大きく揺れる「異常震域」
7月28日(日)3時31分頃、東北から関東の広範囲で震度3以上の揺れを観測する地震がありました。震源は遠く離れた三重県南東沖で、地震の規模はM6.5です。
南海トラフ巨大地震は震源の深さが10kmから40km程度とされていますが、今回の震源の深さは速報値で約420kmとかなり深く、別系統の地震とみられます。
今回の地震は非常に深い所で発生する「深発地震」と呼ばれるものです。震源に近い東海や近畿では震度1以下となっている一方、関東や東北に強い揺れが到達しました。
多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、今回の地震は震源が深かったことで、地震波が伝わりやすい太平洋プレートに近い地域が大きく揺れる「異常震域」と呼ばれる震度分布となりました。
Twitterでも話題
7/28早朝、三重県南東沖の南海トラフ沿いでM6.5・最大震度4(深さ420km)の地震が発生、同時に東日本の太平洋側・特に宮城付近で強く揺れる「異常震域」が発生しました。
異常震域とは、地盤の状態やプレート構造等により震源地よりも遠方で震度が高くなる震度分布・現象です。? pic.twitter.com/lxzueccbU2— ITOITO-STYLE編集部 (@ITOITO_STYLE) July 27, 2019
震源でないところが揺れるのは「異常震域」、震源の深さが420kmと深いことからおそらくこれじゃないかと思う pic.twitter.com/pleJ3sq263
— どMなキョン (@dom_kyon) July 27, 2019
地震には異常震域と呼ばれるものがあります
先程の地震もそれに該当すると予想されますこれはかつてあった異常震域の地震で、深さは約700kmとかなり深い場所でM8クラスという巨大な規模
日本全国が揺れました余震がある可能性もありますので、今後もどうかご注意下さい pic.twitter.com/pLizviYdRg
— _the way you move (@to_grasp_fas) July 27, 2019
強震モニタを早送りしてみた
東京で強く揺れたり宮城が強く揺れたのは三重の深発地震(M6.9, 420km)のせい(異常震域)で、千葉の地震(M1.0, 10km)は三重の地震に誘発されて起こった小規模なやつなのかな最後の方に関東が少し揺れが強いままになってるのは千葉でも地震があったからかなぁ
怖いなぁ… pic.twitter.com/AFTP18hzby
— Ebanat.T (@EbanatT) July 27, 2019